AI時代に親が子供にAIの何を教えられるか

AI時代に親がAIを知らないと、子供に何を教えられるか 親のAI学習・キャリア

息子に「お父さんってAI使えるの?」と聞かれて、うまく答えられませんでした。

その少し前の夜、息子はタブレットでYouTubeを見ていました。のぞいてみると、AIがイラストを自動で描く動画を見ていて、「すげー!」とわくわくしながら見入っていました。小4の男の子らしい反応だなと思いながら横に座ったら、こちらを向いてあの質問をしてきたんです。

「お父さんってAI使えるの?」

・・・うーん、と思わず間が空きました。

「少しは使えるよ」と答えたんですが、正直なところ、ChatGPTを2〜3回触ったことがある程度です。仕事では使っていません。その日の夕食後、なんとなく落ち着かない気持ちがじわじわと続きました。

子供には「AI時代をうまく生き抜いてほしい」と思っていた

子供の将来を考える親の様子

息子の習い事選びや学校の勉強を考えるとき、「これからはAIが当たり前の時代だから」という言葉が頭をよぎることが増えました。

プログラミングの習い事を検討したり、AI関連の教育記事を読んだりしながら、「この子が大人になるころには、AIを使えることが前提になっているはずだ」と思っていました。

でも、そう考えながら自分を振り返ると、変な話でした。

子供にAI時代を生き抜いてほしいと思っている親が、AIをほとんど使っていない。「子供に身につけてほしい力」と「自分が持っている力」が、まったくかみ合っていない。息子に聞かれたあの瞬間、その矛盾がはっきりと見えてしまいました。

子供は親の姿を見て育つ、親がAIを使っていないと・・・

親がAIを知らないことの問題は、「子供に説明できない」だけではないと気づきました。

もっと根っこにある問題は、見本を見せられないということです。

たとえば読書が好きな親の子供は、本を読む姿を自然に見て育ちます。料理が得意な親の家では、台所に立つことへのハードルが低くなります。これは「教えた」からではなく、「そういう親の姿を見て育った」からです。

AIに対しても、同じことが起きると思います。

親がAIを道具として日常的に使っている姿を見ていれば、子供は「AIは難しいものじゃなく、使うものだ」という感覚を自然に持てます。でも、親がAIに対してもやもやしたまま遠ざかっていれば、子供の中にも「AIってなんか難しそう」という感覚が染み込んでいくかもしれません。

「教えること」より「見せること」のほうが、子供への影響は大きい。それは子育てをしている人なら、肌感覚でわかることだと思います。

「子供と一緒に楽しみながらAIを使ってみる」という姿勢

親子で一緒にパソコンを試す様子

AIについて完璧に知っている必要も、仕事としてバリバリに使いこなす必要もないと思っています。

親が「AIを全部わかっている大人」として教えることより、「まだよくわからないけど、一緒に調べてみよう」という姿勢のほうが、子供にとってずっと価値があるかもしれません。

実際、息子が見ていたAI動画を一緒に見てみたら、「これ、お父さんも試してみようかな」と言えました。息子の反応は、それまでとちょっと違いました。にこっとして、「やってみてよ」と言ってきました。

「知っている大人」より「知ろうとしている大人」のほうが、子供は一緒にいたいと思うかもしれないな、とそのとき感じました。

とはいえ、仕事で使える形でAIを身につけるには、YouTube動画を眺めているだけでは難しいとも感じています。なんとなく触れている状態と、実際に仕事に活かせる状態には、かなり差があります。

仕事でも使えるAIを、ちゃんと学ぶ方法を調べてみた

在職しながら自宅で学ぶ親の様子

フルタイムで働きながら子育てもしていると、新しいことを学ぶ余裕はなかなか取れません。ただ、「このままでいいのか」という感覚が、じわりとあります。

そんな状況で、初心者でも学べるAI活用の講座を少し調べてみました。

その中で気になったのが「いーキャリ!」というサービスです。

最初に調べたとき、自分の迷いはふわっとしていました。「どんなAI活用を教えればいいか」「どこまで仕事に使えるようになればいいか」の答えが、自分の中でまだ定まっていなかった。そういう状態で申し込めるのか、と少し躊躇しました。でも「まず話を聞くだけでいい」という相談の入り口があったので、とりあえず申し込んでみました。

実際に無料相談に申し込んでみて、「どんなふうに活かしてみたいですか?」という話から始まったのは、想像していたより気持ちが楽でした。話した時間は40分ほどで、売り込まれたり転職を勧められるわけでもなく、自分の状況を整理する時間になりました。

なお、国の学び直し支援制度が使える場合は、費用がかなり抑えられます(※2026年5月時点)。詳細は公式サイトで確認してください。

もし気になったら、まず話を聞くだけでもいいと思います。

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完璧に知らなくていい。でも知ろうとしている姿は見せられる

あの夜、息子に「お父さんって、AI使えるの?」と聞かれて、うまく答えられなかったことは、今でも思い出すと少し恥ずかしい感じがしますが、それがあったからこそ、今はけっこう使えている自信があります。

「知らない」「わからない」は恥ずかしいことじゃない、そこからどうするかが大事だと思っています。

「まだよくわかっていないけど、ちゃんと知ろうとしている」という姿勢は、子供にも見せられます。子供に完璧な答えを持っている親である必要はない。でも、一緒に考えて、一緒に試そうとしている姿は、案外ちゃんと伝わっているものだと、小4の息子を見ていて思います。

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